Hope は 80 年代後半に、地元の航空宇宙部門の加工工具や取付具の下請けとして事業を開始しました。もともと熱心なサイクリストであった創業者の二人は、1989 年にマウンテンバイク用のディスクブレーキを開発することを決意。二人とも好きだったモーターバイクのものに近い技術を使用することにしました。当初は個人的な用途に使用しようと考えていましたが、すぐに一般販売できるものだと気づきました。

自転車用のディスクブレーキは当時としては斬新なコンセプトだったこともあり、より伝統的な製品を幅広く手がけることにしました。最初に着手したフロントハブの評判は上々ですぐに英国中に広まり、国外にも普及していきました。製品のラインナップも急速に拡大し、2000 年には下請け業務を停止して自転車パーツのみに専念することにしました。

今ではハブ、ブレーキ、ヘッドセットからステム、ボトムブラケット、ライトまで、近年の自転車に使用されるほとんどすべてのパーツを製造しています。残すところはフレームのみですが、すでに計画中とのことです。Hope の生産拠点であるバーノルドスウィックの施設はまさに最高水準です。毎日 24 時間稼動の工場では 100 人の従業員が CNC 機械を操作し、酸化処理を施し、手仕上げでパーツを完成させています。イノベーションから生産、製品テスト、輸送まで、事業のすべての工程を自社で行う Hope の理念は他社と一線を画すところがあります。

また、優れた品質、 着実な送達、40 ヶ国以上における高い評価からも細部にわたる Hope のこだわりが見られます。熱心なアマチュアから真剣なライダー、トッププロまでを満足させる Hope 製品は何ものにも劣りません。